医療事務員のブログ

若手医療事務員が日々感じたことを書き残します。

院内で結核が発生しました!結核発生時の手続きについて

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先日、院内で1名の結核患者が発生し、感染症法の規定に基づいて届出を行いました。

年間に1件あるかどうかの件数なので、担当者が誰かもみんな知らない状態でした。

今回、少しバタついた印象だったので、結核についてまとめてみました。

 

 

結核とは?

結核菌という細菌が原因となって起こる病気です。

発病初期は肺炎のような炎症から始まり、やがて化膿したように組織が腐ったようになります。やがて、気管支を通して肺の外に排出され、その部分は空洞状になります。このころには、大きな感染源となっていて、他の臓器にうつったり、リンパや血管に入ったりして全身に広がります。最後には、肺の組織が破壊されて呼吸困難に陥ります。

 

やはり、結核といえばというイメージが強く、約80%は肺の結核です。

あとの20%は肺外結核と言って、全身の様々なところに病気を作ります。

リンパ節

骨、関節

腎臓、咽頭、腸、腹膜、脳など

 

脳の場合は、血液の中を菌が循環し、脳の髄膜に病気を作ることによって起こります。

これを結核性髄膜炎といいます。

 

結核は、どこにでもできる病気です。

肺だけではないということも知っておくといいですね。

 

 どのようにして感染するの?

 

結核菌は、人が「咳」をすることで空気中に撒き散らされ、空中でふわふわ浮いているのを他の人が吸い込むことによって感染します。

 

空調換気の悪い狭い場所は、結核菌の飛沫が長く滞留するため、感染源になる人が目の前にいなくても、知らないうちに感染してしまう事もあります。

 

これは、結核だけの話ではありませんが、

都会では多くの人が集団生活をしているので、感染のリスクは高いということです。

 

しかし、至って健康な人には発症しないケースがほとんどのようです。

少し体調を崩されている人、免疫力が低下している人は感染してしまう可能性があります。

 

結核発生時の手続き

 

もしも、病院内で結核の診断が出たらどうするのか?

 

① 結核発生届けを提出

② 感染症法の規定に基づく届出

③ 結核患者医療費公費負担申請書の届出

④ 胸部レントゲンフィルム、画像データを送付

届出書は検査の内容や所見を書く必要がありますので、主治医の先生が記載します。

 

これまでは、保健センターに提出していたのですが、

私の地区では保健センターから市の担当窓口に変更になりました。

 

③の公費負担については、申請書が受理された日から適用されます。

医療機関が変更になれば、変更届が別途必要になります。

 

全ての結核が対象です。

肺外結核についても結核菌の感染症ですので、届出を行う必要があります。

 

スムーズな対応を

院内のマニュアルを整備する必要があります。

院内の連絡の流れを明確にし、いざというときにもたつかないようにしないといけません。

 

複数の感染者が出た場合は、院内の感染防止対策を強化するとともに、

媒体を調査する必要もあります。

マスクの着用や、面会者への連絡など、パンデミックにならないような対策を迅速にとることが大切です。

 

まとめ

発生時に行う届出事態は単純なものです。

発生時点からの流れを明確に決めておかないと、人間って好き勝手に動きます。

日頃からのマニュアルの整備は大切ですね。