医療事務員のブログ

若手医療事務員が日々感じたことを書き残します。

キシロカインゼリーが査定です!使用限度量についてまとめてみました。

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査定情報の紹介です。

キシロカインゼリーは、処置をする際に局所麻酔として使用していますが、

今回、バルーンカテーテルを交換した際のキシロカインゼリーが査定されました。

キシロカインゼリーについてまとめてみました。

 

キシロカインゼリーとは?

まず、キシロカインゼリーについて調べてみました。

「キシロカインゼリー」の画像検索結果

キシロカインゼリーは一時的に神経を麻痺させ、痛みを感じなくする表面麻酔薬です。
尿道麻酔や気管内挿管などの処置する際に利用されており、速効性が高く様々な部位に使用できるため、局所麻酔薬として幅広く用いられています。
 有効成分のリドカインがナトリウムチャネルというイオンチャネルの一種に結合することで活動電位を不活性化し、知覚神経と運動神経を遮断します。

塗布後、皮膚から吸収されすぐに効き始め痛みを感じなくなります。
また、持続性があり2~3時間は効果が続きます。

体内に注射する麻酔と違い、皮膚に塗布するタイプの局所麻酔なので、

処置をする際によく使われます。

今回査定されたバルーンカテーテルの処置にはたいていの場合使用されます。

 

ではなぜ査定されたのか、、?

それはキシロカインゼリーの使用量にありました。  

医療行為ごとの使用量

麻酔薬を使用すれば患者さんの痛みがなくなって、処置がしやすくなります。

だからといって、たっぷりと使ってしまっては「使いすぎ」だということで査定されてしまいます。

 

それぞれの医療行為ごとの使用限度量についてまとめてみました。

これは、各都道府県によって考え方が異なるかもしれません。

 

区分 使用限度量 診療行為
処置 5mlまで 導尿、高位浣腸、摘便、鼻腔栄養、留置カテーテル、肛門診、注腸造影等
内視鏡検査 5mlまで EF-喉頭、E-直腸、EF-直腸等
15mlまで EF-胃・十二指腸、胆管・膵管造影法、EF-食道等
20mlまで EF-大腸、EF-膀胱、尿道等
その他 15mlまで 気管支挿管等

 比較的簡単な処置については5mlくらいで十分だろうということで

10mlとかを使用すると査定されてしまう傾向が強いです。。

 

何か特別な理由があれば、コメントを入力しておくといいかもしれません。

本当に使った分だけ請求してる?

現場の電子カルテで実施入力をされた情報が、医事会計システムへ連携され、

そのまま会計入力を行います。

 

今回のケースでは、バルーンカテーテル交換に10ml使用していました。

上記の表で見ると、確かに5mlが上限です。

 

医事課はそれだけの薬品が使われたと信じて入力しています。

本当に10mlや15mlの薬剤を使用しているのでしょうか?

留置カテーテルで15mlというのもありました。

このような場合は、必要な理由を確認する必要があります。 

現場と認識を合わせる

上記の表を共有し、認識を合わせる必要があります。

先生、看護師共に使った分は電子カルテに入力すればすべてコストが取れると思っている人が多いです。

まずは、本当に使用した薬剤量を実施入力できているかを確認し、必要があれば電子カルテのマスタを改修したいと思います。