医療事務員のブログ

若手医療事務員が日々感じたことを書き残します。

医療事務の私が医療保険に加入しない理由

「あれ〜、上着どこに忘れたのかな〜あれ〜、上着どこに忘れたのかな〜」[モデル:大川竜弥]のフリー写真素材を拡大

 

あなたは医療保険ってどうしていますか?

なんとなくまわりの人は加入しているし、

テレビやパンフレットで医療保険の宣伝を見ると、入った方がいいかもしれないと思いますよね。

 

でも、本当に医療保険って必要なのでしょうか?

 

医療事務として勤務していて、医療保険に加入されている方が診断書を持ってこられるのが大半です。

白内障の1泊2日入院なんかでも申請されてきます。

 

私の考えは、医療保険のコストパフォーマンスは悪いです。

加入するメリットは殆どないと考えています。

保険業界が契約者を増やしたいがため、たくさん宣伝をされているので、それに躍らされるのはどうかと思います。

 

自分にとって必要な保険は何か?

良く考えて決めるべきなのです。

今回は医療保険について書いてみたいと思います。

 

  

医療保険はどこまでカバーできるのか

「医療保険」の内容ってご存知ですか?

単純に、「病院の治療をうけたら、保険からお金がもらえる」と思っていませんか?

 

医療保険は基本的に「入院」と「手術」のみです。

例えば、

 

入院日額:5,000円

入院中の手術:1回10万円、日帰り手術:2.5万円

という保険の内容です。

 

一部外来通院が認められているものもありますが、

「入院前後の通院」と入院することが前提のものに限ります。

 

入院するか、手術をしないと保険からお金がもらえないと思ってください。

 

 

短期入院は医療保険が不要

国民皆保険制度により、なにかしらの健康保険に加入されていると思います。

健康保険の制度の中で高額療養費制度を使用すれば、自己負担額を上限までで抑えることが出来ます。

高額な医療費を支払ったとき(高額療養費) | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

 

ただし、これは個室代は別になります。

「自ら個室を希望する場合」差額ベッド代を請求されますので、入院費用がかなり高額になってしまいます。

 

ちなみに、「治療上必要なため、個室に移った場合、差額ベッド代を請求してはいけない」と定められています。

例えば、「術後の管理で個室に移る必要がある」等で個室代金を請求されるケースがあります。知識として知っておいた方がいいかもしれません。

保医発0326第2号

 

 

高額療養費制度を使用すれば、

1か月程で済む入院であれば、8万円程度で済みます。

さらに、会社を休んだ場合は傷病手当金制度を利用すれば、給料の2/3程ですが、手当金をもらえます。

病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会

 

 

短期間の入院であれば、医療保険が必要とは思いません。

では、その他のケースを考えてみます。

 

三大疾病までカバーできる?

CMなどでもよく耳にする「三大疾病」とは?

  • がん(悪性新生物)
  • 急性心筋梗塞
  • 脳卒中

 

これらの疾病は、治療期間が長引きます。

大げさに言えば「一生付き合っていく病気」と言えます。

そうなってくると、高額療養費制度や傷病手当金制度を使用してもカバーしきれません。

 

では「医療保険に入るべき?」となりますが、

前述したように、医療保険は入院と手術のみです。

 

これらの三大疾病にはすべてカバーしきれるかというと、微妙な感じがします。

 

がん(悪性新生物)

一般的に見ても、がんは一番怖いですよね。

高齢になるほど確率は上がりますが、発症した場合は治療期間が確実に長期間に及びます。

 

高額療養費を利用していたとしても、毎月8万円を何年も継続することは困難です。

がんでは入院して手術を受けるケースがありますので、医療保険が使用できます。

しかし、前述したように通院の分は別です。

 

がんは退院後、通院で化学療法や放射線治療を行うケースが増えていますので、

この場合の負担は自己負担を強いられてしまいます。

 

「がん保険」という備えも必要になってきます。

 

急性心筋梗塞・脳卒中

医療保険加入でのメリットは少ないと考えています。

この病気は、入院や手術の期間よりも、

その後の通院などにかかる期間の方が圧倒的に多いです。

 

後遺症が残るケースが多く、その場合は外来通院にてリハビリを行います。

通院が大変なうえ、後遺症があれば働くことも難しいですね。

 

「三大疾病特約」では入院時や診断されたときに100万円などの一時金が受け取れるので、医療費や生活費の足しになります。

 

「就労不能保険」を利用しておけば、

働けなくなった場合でも毎月一定額を受け取ることができます。

 

この三大疾病では、医療保険よりもピンポイントな保険のほうが優先するべきですね。

 

その保険は本当に必要か

保険とは、将来のために備えることです。

何が起こるかわからないからこそお金を出して備えておくものですが、

本当に必要なものにだけ、お金は払いたいですよね。

 

入院日額:5,000円

入院中の手術:1回10万円、日帰り手術:2.5万円

 保険料は月2,500円としても年間30,000円

 

30歳から60歳まで支払いをしたとしておおよそ90万円です。

 

これだけのお金を払い続けるのですから、

それだけのメリットが無いと加入すべきではないと思っています。

90万円/5000円=180日

 

180日間入院すれば90万円の支給を受けれる計算ですが、

半年も入院する可能性はどれくらいでしょうか。

 

まとめ

短期間の入院、手術であれば健康保険で十分カバーできる

三大疾病だと他の保険に加入した方がいい

医療保険はすべてをカバーできるわけではない

 

どんな保障内容が必要かは人によって違うと思います。

そうはいっても心配だから幅広く加入したいって人は入っておくだけで安心かもしれません。

自分に合った保険を検討し、費用対効果を見て加入したほうがいいってことです。

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