医療事務員のブログ

若手医療事務員が日々感じたことを書き残します。

胃瘻増設術に使用したカテーテルの使用は算定できません

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急に寒くなってきました。

これまでシャツだけで過ごされていた方も、カーディガンを羽織られている方が多かったです。

さて、今回は胃瘻増設術に関しての査定がありましたのでご紹介します。

 

胃瘻って何?

 

まずは基本的なところからです。

胃瘻とは医学用語でPEG(ペグ)といい、内視鏡と使って腹部に「小さな口」を作る手術のことです。

そのおなかの「小さな口」を胃瘻と言い、そこに取り付けられる器具を「胃瘻カテーテル」といいます。

 

 口から食事のとれない方や、食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい人に、直接胃に栄養を入れる栄養投与の方法です。

鼻からのチューブなどに比べて、患者さんの苦痛や介護者の負担が少なく、喉などにチューブがないため、お口から食べるリハビリや言語訓練が行いやすいというメリットがあるようです。

 

では、胃瘻についての基本知識がわかったところで、査定事例を確認してみます。

 

 

査定事例

 

入院中の患者に対して、”胃瘻”の増設術を行いましたが、

使用したカテーテルが丸ごと査定されていました。

 

胃瘻増設術(腹腔鏡下胃瘻増設術、経皮的内視鏡下胃瘻増設術を含む)

キシロカイン注

グルカゴンGノボ

交換用胃瘻カテーテル(胃留置用・バンパー型・ガイドワイヤーあり)

このカテーテル、材料の単価は22,100円です。

かなり高額ですので、しっかり確認しておきたいところです。

 

点数本を確認

 

通知に載っていました。

(1)

実施した胃瘻造設術の術式について、開腹による胃瘻造設術、経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術の別を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。なお、経皮的内視鏡下胃瘻造設術で用いるカテーテル及びキットの費用は所定点数に含まれ別に算定できない。

はっきりと明記されています。

これは、入院担当者の点検ミスだと思います。

 

しかし、

胃瘻増設術の点数が6,070点。

カテーテルの金額が22,100円ですから、3分の1はカテーテルの金額ということになります。

高い医療材料なので、請求したい気持ちもわかりますね。

 

まとめ

 

点数本に載っている基本的なところですが、点検時に漏れてしまうことがあります。

入院時の手術は点数が大きいのでどうしても査定で目立ってしまいますね。

振り返りをして、今後の点検に活かしたいですね。