医療事務員のブログ

若手医療事務員が日々感じたことを書き残します。

【2017年診療報酬改定】医療安全部門に医師の配置が必要になる?

中医協から、個別事項その3が公表されました。

救急医療、小児周産期医療、医療安全対策に関する課題でしたが、

医療安全に関することで、医師の配置が必要になると記載がありました。

今後どのようなことになるのでしょうか。

 

 

見直しの概要

どのような見直しが行われるのか。

この図は、医療安全体制の統制図です。

現在は、医療安全管理責任者の規定は無く、医療安全管理部門に1名の専任職員を配置することで良しとされていました。

 

それを、専従の医師、薬剤師、看護師の配置を義務化しようという見直しが検討されているようです。

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なぜこのような見直しが検討されているのでしょうか。

 

 

医師の関与が医療安全体制を向上させている

アンケート調査を実施し、分析を行った結果が公表されていました。

医療安全管理部門に医師を配置している病院は、配置していない病院に比べて医療安全体制が高度であるという分析結果が出ているようです。

この結果を基に、「医師を専従で入れるべきだ」という見直しに至っているようです。

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看護師や薬剤師でも行えますが、インシデント、アクシデント発生時の再発防止策の立案など、より高度に行なえていることがデータで証明されています。

 

医療安全の施設基準は?

そんな医療安全の診療報酬上の点数と施設基準についてです。

 

A234 医療安全対策加算(入院初日)
1 医療安全対策加算1 85点
2 医療安全対策加算2 35点

 

組織的な医療安全対策を実施している保険医療機関を評価したものであり、当該保険医療機関に入院している患者について、入院期間中1回に限り、入院初日に算定。

<医療安全対策加算1 >

医療安全対策に係る研修を受けた専従の薬剤師、看護師等が医療安全管理者として配置されていること。
ロ 当該保険医療機関内に医療安全管理部門を設置し、組織的に医療安全対策を実施する体制が整備されていること。
ハ 当該保険医療機関内に患者相談窓口を設置していること

<医療安全対策加算2 >
医療安全対策に係る研修を受けた専任の薬剤師、看護師等が医療安全管理者として配置されていること。
○ 医療安全対策加算1 のロ及びハ

 

 おそらく、算定している病院は多いとは思います。

従事者の要件が変更になれば、また院内の調整も大変です。

 

まとめ

現在、医師の専従配置は要件となっていませんが、

今後は少なからず従事者の要件に見直しがかかる可能性が大きいです。

現状の運用でギリギリな病院は、人員配置の見直しも視野に入れる必要がありますね。