医療事務員のブログ

若手医療事務員が日々感じたことを書き残します。

病院でのマスク着用は必須?患者さんへの案内はどうするか考えてみた

「インフルエンザの予防に余念がない小学生インフルエンザの予防に余念がない小学生」[モデル:ゆうき]のフリー写真素材を拡大

気温が下がるにつれ、周りでも体調を崩す人が増えてきました。先日もインフルエンザの患者さんが出ましたし、内科の患者数がこの当たりから増加していきますね。

発熱の患者さんにはマスクの着用をお願いしているのですが、全員が着用できていないようで、困っているという声が挙がりました。

患者さんへの案内はどうすればいいか考えてみました。

 

 

マスクを着用するべき人とは?

着用するべき人は以下の人が対象になります。

  • 発熱や咳、クシャミ等の風邪症状がある人

 基本的に風邪で受診しに来院した患者さんにはマスク着用をお願いしてます。

それも、患者さんの主訴から判断するしかありませんが、風邪っぽければ着用をお願いしていますね。

 

そもそもなぜマスクをつけるのか?

マスクがのどや鼻を守り、ウイルスが粘膜に居座ることを防いでくれます。

さらに、感染者がウイルスをまき散らさないためにも用いられます。

 

 マスク着用の効果は研究でも証明されていますね。

ある大学と民間企業が今年2月から3月に共同で行った研究がマスクの着用効果を顕著に示している。東京都荒川区の小学生254人を対象に、マスクを非装着、装着に分けて実験した。マスクを着けずに過ごした103人のうち、インフルエンザに患った児童は10人、発症率は9.7%だった。一方、マスクを着けた151人のうち、インフルエンザに患った児童は3人、発症率は2.0%という結果だった。インフルエンザの流行期にマスクを着用することで、子供については発症を5分の1に大きく減らすことが実証された。この時期に同区内の小学生のインフルエンザ発症率は8.2%であったということもマスクによる効果が分かる。

※引用 安心・安全情報

 

しかし、 一般的なマスクはガーゼや不織布(ふしょくふ)でできています。細菌やウィルスはガーゼや不織布の編み目よりもずっと小さいため、風邪の細菌やウィルスがまん延している中で通常のマスクをつけていても、感染は防げません。

 

じゃあ意味ないじゃんと思うかもしれませんが、

マスクを着用することによって、呼吸に含まれている湿気や暖気が口の周りから逃げません。そのため、気管支や鼻の中に風邪の細菌やウィルスが繁殖しにくくなる効果もあります。「風邪をひきにくくなる」ということですね。

 

まとめるとマスク着用の意図は以下のようになります。

  • 細菌やウィルスを周囲にまき散らさない効果
  • ウイルスを完全には防ぐことはできないが、マスクの湿気で繁殖を防げる

完全には防げないにしろ、周囲にまき散らさないためにも必要です。

ではマスク着用をしないのはなぜなのか?

 

マスク着用しない理由

マスク着用は重要です。それを理解してもらわなければ着用してもらえません。

 

1.マスクを購入してもらっている

 このようなマスクの自販機、病院で見たことありませんか?

当院も同じものを使っています。1箱2枚入りで100円です。薬局などで買えるマスクは10枚200~300円くらいでしょうか?確かに、私が患者で「マスクを購入してください」と言われたら「高っ!」ってなります。

「高いから買わない」というわけにもいかないので私なら買いますが、着用していない人は値段に納得していないのでしょうか?

本当に感染のリスクを考えると無料で渡した方がいいのかもしれません。

 

2.どこまで着用させるか明確ではない

「インフルエンザが出ているのでマスクの着用をお願いしております」というようなお願いの仕方をしているようです。

もちろん、受付に来られた方のみです。たとえば、付き添いで後から来られた人はマスクを着けていない場合が多いです。

それを見た患者さんが「あの人はマスクつけてないぞ」と思われる場合もありますよね。どこまで着用をお願いするか、今後風邪が流行っていく中で決めておいた方がいいのかもしれません。

例えば以下の人はつけてない場合がありますので、対処はどう考えるか。。。

  • 患者付き添いの人・施設職員
  • 赤ちゃん

 

先生は全員に着けてほしいみたい

他人にうつさない為にもマスク着用をお願いしていますが、

他の患者からウイルスをもらう可能性もあるので、自衛のためにも着用を勧めます。

また、先生はできれば全員に着用をしてほしいと言っています。

ですが、全員にマスク購入を促すのは大変ですね。。。シーズン中は、なるべく説明をするようにはしています。

 

まとめ

  1. 無料で配布する
  2. マスク配布→会計時にマスクの料金徴収(一部の病院ではやってる?)
  3. 自販機(もう少し料金安くできないか)

 まだまだ検討が必要ですが、うまくいきそうな案をいろいろ考えていきたいと思います。